以下の日程で当寺同朋会を開催します。是非ご参加ください。
日時:12月9日(土)14時~
法話:前住職
以下の日程で当寺同朋会を開催します。是非ご参加ください。
日時:12月9日(土)14時~
法話:前住職
あっという間に11月になり、報恩講が近づいてまいりました。コロナ禍の緊急事態宣言、行動規制を経て報恩講をお勤めできるありがたさを感じています。
今年も三橋尚伸先生にお越しいただき、ご法話いただきます。13時からの法話か始まります。参詣お待ちしております。
毎日暑い日が続きますね。夕刻になると境内でツクツクボウシが鳴き始め、季節がゆっくりと進んでいくのを感じます。
我が家では子供たちが夏休み中で毎日大騒ぎです。そんな子供たちに夏休み、ディズニーアニメの中で出てきた「家族の木」を我が家でも作ってみよう!とひいおじいさん、ひいおばあさんたちの写真を探すため、古いアルバムを見返していました。顔写真を見つけるだけなのに、アルバムをめくるたびひいおじいさん、ひいおばあさんの思い出話が、、、子供たちは「馬が走ってたの?」「わ!ばあばに似てるね!!」と興味津々。何となく漠然としていたひいおじいちゃん、ひいおばあちゃん、、、ご先祖という存在が身近にはっきりと感じられるようになりました。お墓参りする際も「○○ひいおばあちゃん、○○ひいおじいちゃん、お参りに来たよ~。みんな元気に過ごしているよ!」と自然と声がでていました。こうやって先祖とのつながりを感じることで、今、沢山のつながりのもと生まれ、生きていることを子供たちが気づいてくれたらと思っております。
私たちは様々なご縁のもと生きています。きれいに整備された道路、蛇口から流れる水、食卓に並ぶ食事・・・全て様々な人、生き物とのつながりのもと、私たちの手に届きます。今生きているこの瞬間も会ったことはない誰かとの、ご先祖との、家族とのつながりのもとに存在しているのです。様々なご縁をいただいて今、このいのちがあるのです。だた、普段の生活の中ではそのことを忘れてしまいがちです。仏壇に手を合わせるとき、食事の挨拶で手を合わせるとき、、、せわしなく過ぎていく日常の中でちょっと立ち止まってその先にあるご縁を想像してみるのもいいかもしれません。
なにもかも
当たり前にしているほどの不幸が
またとあろうか
如来とは
常に足下の幸せに気付けよと
仰せくださる
浅田正作
8月13日(日)のお盆法要について
台風の接近に伴い、荒天が予想されます。
進度や進路が不確定なため苦慮しましたが、徒歩で来寺されるお年寄りが多いことから安全確保のため
参詣なしで僧侶だけで内勤めとさせていただきます。ご承知おきください。
連日暑い日が続いていますね。境内でも蝉が鳴き始め、土から随分離れた場所にもかかわらず玄関先に抜け殻が・・・。「こんな所まで這ってきたのかしら。」と見てると、子供たちがあっという間に手に取り、「抜け殻バッチだー」とTシャツにつけて走り出しました。幼いころ、同じクラスの男の子が蝉の抜け殻を集めて体中にくっつけて自慢していたのをふと思い出し、昔も今も人を惹きつけるものがなにかしらかあるんだなと蝉の声響く境内をかけゆく子供の姿を眺めておりました。
なんだか妙に蝉のことが気になったので色々調べていますと、蝉は木の幹に産み付けられたたまごからかえると地中に潜り、7年ほど過ごすそうです。そして、地上に這い出て羽化し、一夏(7日から数週間)鳴き通すそうです。
「7年も土の中にいて、たったそれだけしか地上で過ごせないなんてかわいそうに」一瞬そう思ったのですが、「いや待てよ。本当にそれはかわいそうなことなのか?」人間の物差しでみると、もっと言えば私の物差しでみると「地上は(のびのび過ごせそうだし)地中よりもいいところ」と感じるけれども、蝉にとって天敵の少ない土の中はいのちを狙われる心配もなく安全で快適なのかもしれません。
自分の物差しで物事の善し悪し、優劣判断してしまう。そんな場面は日常にあふれています。ちょっと立ち止まって、振り返ってみると少し物事、人への見方が変わって新しい気づきがあるかもしれません。
今日は花祭りです。昨日の春の嵐か嘘のように三崎は快晴です。
皆さんには、ある季節、景色、匂い、味、音楽、、、等々で呼び起こされる思い出はありますか。私は花祭りを迎えるとある人を思い出します。その方は、毎年、花祭りに本堂をお参りし、甘茶を飲むのを楽しみにしてくださっていました。「春ですねぇ」お会いして他愛もない会話をしながら春の訪れを一緒に喜ぶ、、、なんてことない日常の一コマでした。その方のお人柄なのでしょうか。温かな時が流れていたように思います。残念ながらその方は数年前に亡くなれてしまったのですが、最後にお会いしたのも花祭りでした。体が悪くなられて息子さんに手を引かれ、桜舞う参道をゆっくり歩いてみえられる姿が目に焼き付いています。「今年も何とかお参りできましたよ」そう言って手を握ってくださった手のぬくもり、笑顔。花祭りになるとふと思い出されるのです。
わたしにとって三崎という地は、(遠方より嫁いできたので)何の縁もゆかりもない土地でした。当然知人もいませんでした。嫁いで十数年。こうやって何かをきっかけにふと思い出せるようなたくさんの人との出会いに支えられてきたんだなあと改めて感じたのでした。
(写真は昨年のものです)
明日4月8日は、お釈迦様の誕生日です。今から2500年ほど前、御釈迦様はインドの北の方ルンビニの花園で生まれになりました。生まれてすぐに七歩歩き、「天上天下唯我独尊(てんじょうてんげ ゆいがどくそん)」と仰りました。その時、お誕生を祝うように空から甘露の雨が降り注いだと伝えられています。花祭りには花御堂をお飾りし、誕生仏に甘茶をおかけし(灌佛といいます)お祝いすることで「天上天下唯我独尊(あなたは誰とも比べることができない唯一無二の尊い存在なのですよ)」という教えをいただくのです。
新型コロナウイルスの感染防止のため、(まだまだ感染症法上、2類なので)本年度も甘茶の振る舞いと同朋会はいたしませんが、灌佛のご用意はしております。この機会にぜひ甘茶をおかけしてください。
「盆やお彼岸は知ってるけど、報恩講ってなあに??」
友人や知人と話していると尋ねられることがよくあります。報恩講は、浄土真宗の私たちにとって一番大事な行事です。浄土真宗の開祖・親鸞聖人のご命日(11月28日)に教えに感謝し、感得する集いです。今年は13時から法話が始まります。是非お参りください。
さて、昨夜は、442年ぶりに皆既月食と惑星食が同時に発生するという貴重な日でしたね。442年前というと日本は安土・桃山時代(1580年)でまさに石山合戦(当時最大の宗教一揆で本願寺が東西に分かれるきっかけとなった合戦です)のさなか。先達たちはどんな想いで夜空を眺めていたのでしょう。長い年月、各寺院で、各家庭で親鸞聖人の教えを伝えることで守られてきた聖人の教え。月食の赤銅色に染まった月を見ながら今まさに先達からのバトンを受け取ったようなそんな不思議な気持ちになったのでした。
次に月食と惑星食が同時に発生するのは322年後だそうです。そのとき夜空を見上げる後世の人々が生きる喜びを感じられる世の中であるといいなあと思ったのでした。
朝晩冷え込むようになってきましたね。夜になるとあちらこちらから虫の声が聞こえてくるようになりました。圓照寺の境内でも夏は蝉、秋はコオロギや鈴虫、ウマオイなど様々な虫の声が聴かれます。姿は見えないけれど、毎年涼やかな虫の声を楽しませてもらっています。
さて、気づけば暦もあっという間に11月(霜月)に変わろうとしています。10月から12月にかけ、各寺、真宗の寺院では報恩講をお勤めします。圓照寺でも毎年11月23日に報恩講をお勤めしております。コロナ禍以前は午前・午後で御法話いただき、参集いただいた皆さんでおときとぜんざいをいただいていたのですが、今年は、規模を縮小してお勤めすることになりました。感染拡大防止の観点からおとき、おぜんざいをみなさんでいただくことはできませんが、感染予防対策をしながら時間を短縮しお勤めいたします。みなさまの参詣をお待ちしております。
2022年 報恩講
○11月23日(祝日)
○午後1時開式
・法話 三橋尚伸先生
真宗大谷派僧侶。女性僧侶として各方面で講演、研修を行うとともに
僧侶カウンセラーとして医療現場にも関わられています。
・勤行 「正信偈」真四句目下
※終了は午後3時を予定しております。
※体調の悪い方、風邪の症状のある方は参詣をご遠慮ください。
正門のソメイヨシノも散り、若葉が芽吹いています。
ソメイヨシノの満開が過ぎるころ本堂の前の八重桜が見頃を迎えます。今、満開を迎え、見頃を迎えています。
本日は、4月8日。お釈迦様の誕生日です。仏教では、お釈迦様の誕生日を花祭りといいます。”お釈迦様が花園でお生まれになってすぐ数歩歩み、右手で天を指し、左手で地をお指しになり「天上天下唯我独尊」とおっしゃりました。そこへ天から誕生を祝う甘露が降った”という逸話を元に、その時の姿を模した誕生仏に甘茶をおかけしてお祝いをいたします。毎年花祭りの時期に正門の桜が満開を迎えます。毎年、本堂から桜を眺め、お釈迦様がお生まれになった花園に思いを馳せています。私にとって特別な眺めとなっています。ぜひ本堂にお参りの際は、誕生仏に甘茶をおかけして本堂からの桜を楽しんでみてください。花御堂は明後日までお飾りしております。
三寒四温の候、境内では鶯も鳴き始め少しずつ春を感じることができるようになってきました。明日はいよいよお彼岸の中日ですね。「暑さ寒さも彼岸まで」といいますが、暖かい日が続くといいですね。
さて、今回は境内のお花を紹介します。本堂横の道路沿いに咲いているこちらのお花をご存じでしょうか。毎年3月下旬に満開を迎えるのですが、多くの参詣の方から「何というおはなですか?」と尋ねられます。こちらの花は「杏(あんず)」です。淡いピンクの花弁が特徴で、桜より一足先に春を告げてくれます。今年もお彼岸中に3本中1本は満開を迎えるかもしれません。お参りの際に是非ご覧になってみてください。
明日の永代経・お彼岸法要は14時からです。マスク着用で参詣ください。
11月23日、無事、報恩講をつとめることができました。コロナウイルスの感染拡大予防のため、規模を縮小し、御斎なしの一座での実施となりました。まだまだ今まで通りとはいきませんが、1日でも早くコロナ禍前の生活が送れるようになることを願っております。
合掌
私たちが この世に存在すること自体
どんなに素晴らしいことなのか
しばし考えてみよう
この通り、生まれ、育ち
そして生きている。
それでも私たちは、これらすべてを当たり前のこととして
ほとんど何の驚きも持たずに見過ごしているのだ。
(19世紀の科学者 マイケル・ファラデー)
いかなる鳥も
自分自身を
飛び越えることはできない
(ハイネ・ドイツの詩人)
背伸びしなくていい。力まなくてもいい。ありのままでいい!!